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「保存修復と装コウ技術」シリーズ

日本美術品の保存修復と装コウ技術 その四


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日本美術品の保存修復と装コウ技術 その四
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装こう師たちが取り組んでいる美術品は、それぞれが複雑な損傷状態にあり、修理方法は千差万別。しかし、共通目的は、修理によって作品の価値を減らすことなく後世に伝えるということ、ただ一つ。「作品の価値」の一つともいえる「作品のもつ情報量」を保つため修理方針の決定時に創造性や柔軟性が求められている。本書では、傷ついた絵画等を前に作品のもつ価値と、どこまで修理すべきかという精神性、また技法と課題を具体的に紹介する。
判  型A4変形判・160 定  価2750 円
発 行 日2009.12.18 割引価格2475 円
編 著 者国宝修理装コウ師連盟 ISBN978-4-87805-106-7

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紙質検査(楮繊維と雁皮繊維)
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定 価 : 2750 円
割引価格 : 2475 円

目次

第1部 セミナー講演
絵画修理の理念 ― 絵画の持つ情報量の視点から― 林  温
本 ―1枚の紙から― 藤本 孝一
料紙に残された情報 ― 古写経を中心に― 赤尾 栄慶
絵図からみえることなど 佐々木利和
料紙の価値と保存 ― 唐紙を中心として― 島谷 弘幸
水墨画の歴史 宮島 新一
第2部 事例報告
朝鮮刊本の修理 ―類例調査により得た知見を踏まえて― 坂田墨珠堂
旧修理における剥落止めの影響とその除去についてII 文化財保存
肌裏除去時における絹本本紙の絹目の歪み・ずれの修正 修美
修理方針決定時の課題について―釈迦如来及四菩薩像を例に― 岡墨光堂
情報の復旧 ―ケーススタディ:応菴和尚像の修理― 岡墨光堂
焼経(藍紙華厳経)の修理 ─方針と処置─ 文化財保存
竹紙―古来製法の実践と補修用竹紙抄造の考察― 坂田墨珠堂
書跡文化財における両面からの補紙について―両面書写本を中心に― 半田九清堂
天平写経の修理 ─情報の発見と残し方─ 松鶴堂
繍仏の修理について 松鶴堂


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